トヨタ新型カローラクロスが2023年9月に一部改良予定!既にハイブリッドHEVは受注一旦停止…ガソリンモデルも納期半年近くでディーラーも「売る車が無い」
まさか新型カローラクロスも「納期1年以上」まで延びるとは誰も予想していなかったと思う
さてさて、2022年5月末に突如として受注一旦停止となってしまったトヨタ新型カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)。
厳密には、ハイブリッドモデルのカローラクロスHEVが2022年5月末で受注一旦停止となり、ガソリンモデルに関しては引き続き受注を受け付けているものの、トヨタディーラー曰く「車検の関係で納期の早いガソリンモデルにシフトしているお客さんもいる」とのことから、今後ガソリンモデルの受注が更に増える可能性も考えられるそうです。
そして今回、新たな情報として新型カローラクロスが初の一部改良を迎える予定とのことで、その時期が2023年9月頃を予定しているそうです。
2021年9月に日本市場向けとして販売されて9か月も経過していませんが、早くも1.3年先の一部改良に向けた話が進められているとは…改めて昨今の諸事情による部品供給不足や半導体の供給不足がどれだけ影響しているかがわかるかと思います。
トヨタディーラーも「長納期」「受注一旦停止」で売る車が無い模様
2022年9月の法規制対応以降、トヨタの主要ラインナップモデルが続々と一部改良/マイナーチェンジを迎えることになりますが、同年6月時点で受注一旦停止となっているモデルがほとんどで、現時点では受注を受け付けているのではなく「受注のための予約を受け付けている」ことがほとんどなので、実質的に「売れる車がほとんど無い」というのが実情。
仮に受注を受け付けているモデルがあるにもしても、納期3か月以上が当たり前になっていて、そういったモデルも「いつ、どのタイミングで」受注停止となるなるかもわからない状態です。
一部改良やマイナーチェンジ、フルモデルチェンジに関する具体的な情報はトヨタディーラーにも少しずつ配信されているものの、これも「いつ、どのタイミングで」納車されるかわからないため(発売時期が遅れる恐れもある)、これまで通り新車・新型車を売ることが難しいそうです。
新型カローラクロスHEVは納期1.3年
なお新型カローラクロス発売後初の一部改良に関する発売時期も、2022年6月初めに私が所有する新型ヴォクシー(New Voxy)ハイブリッドS-Zのリコール対応待ちのときに初めて聞いた情報なのですが、1.3年も先の一部改良に関する話が出ている理由も、「既に2022年6月の時点でカローラクロスHEVが1.3年以上の長納期状態」になっているからなんですね。
トヨタとしても、ハイブリッドモデルは2022年5月末のタイミングで早期的に受注一旦停止・生産数を調整しないと、「2022年9月の一部改良版の発売時期を過ぎてしまう」と考えたのかもしれないですし、あとはいつどのタイミングで起きるかもわからない工場生産・稼働停止のこともあって、ある程度マージンを持たせておかないと、新型ハリアー(New Harrier)/RAV4のように一部改良前のバックオーダーを捌き切れず、止む無く一部改良後の生産に回すことになるかもしれません。